ドミノ骨折
掲載日 : 2025/08/02
-ドミノ骨折とは- ドミノ骨折とは隣接した骨が骨折したことにより、周囲の骨に負担がかかる事によって連鎖的に骨折を起こす事を言います。脊椎では一つの椎体が圧迫骨折を起こすこ事によりその上下の椎体が連鎖して圧迫骨折を起こす事を都を言います。
–なぜドミノ骨折は起きるのか- 骨粗しょう症を原因とした圧迫骨折は脊椎の中でも負荷がかかりやすい場所に起こりやすく、その圧迫骨折の多くが前方が潰れた三角形になります、そのことで上下の椎体にも前方により負荷が大きくなり連鎖的に圧迫骨折を起こしていきます。
–ドミノ骨折になってしまうと- ドミノ骨折になってしまうと、いつのまにか骨折(脊椎圧迫骨折)の時よりもさらに体をまっすぐにする事が困難になり、体が前屈し続ける事により、内蔵にも大きな負担をかけ、内臓疾患を起こすこともあります。
-ドミノ骨折の治療- ドミノ骨折(連鎖骨折)を起こした椎体を元に戻すことは出来ないのでドミノ骨折を起こした椎体群のさらに上下の椎体にボルトなどを使う椎体固定術を行っています。それと同時に骨粗しょう症の治療を進めていく必要があります。
–ドミノ骨折を起こさないためには- 基本的にはいつのまにか骨折(椎体圧迫骨折)と同じように、体の骨密度を正確に把粗し骨密度が低下して圧迫骨折が進行して体が曲がってきた時には早めに専門の病院を受診することが望ましいです。