症状一覧

頚椎(首)の症状

頚部脊柱管狭窄症

神経には本幹と枝の部分がありますが、本幹が障害を受けた状態です。手足の痺れ、動かしにくさ、歩きにくさ、排尿障害などの症状が徐々に進行してきます。生活に支障あれば早めの根本解決、つまり手術をお勧めします。

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環軸椎亜脱臼(C1/2亜脱臼)

頚椎と頭部の境目の骨がぐらついて脊髄損傷が発生する状態です。この時は転倒による突然死まで可能性ある為、早めの手術をお勧めします。

用いられる術式

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頚椎後弯症(首下がり症候群)

何らかの原因で首が垂れ下がり、まっすぐ前を向いて歩けなくなる状態です。これもリハビリで改善しなければ、手術によって首を起こし前向きに歩けるようになります。

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頚椎後縦靱帯骨化症(OPLL)

脊髄の通り道は脳から続くトンネルですが、その壁は色々な要素でできています。その1つが後縦靱帯であり上下の骨を安定させる役目をしています。これが何らかの原因で骨になり、分厚くなって脊髄を圧迫してきた状態です。

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頚椎症性脊髄症

神経には本幹と枝の部分がありますが、本幹が障害を受けた状態です。手足の痺れ、動かしにくさ、歩きにくさ、排尿障害などの症状が徐々に進行してきます。生活に支障あれば早めの根本解決、つまり手術をお勧めします。

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頚椎椎間板ヘルニア

首から腰までの背骨の間にはクッションの役目をする椎間板という軟骨が存在します。これが体質、使い方、加齢などの影響で徐々に傷んできます。そういう状態の椎間板は何かの拍子に1部分が飛び出してくることがあり、その飛びだした部分が神経にぶつかって痛み、痺れを発生させる訳です。これが頚椎、腰椎、胸椎のどこで発生するかによって呼び方が変わります。

この飛び出した部分はまた自然に引っ込む事が多々あるため、まずは手術以外の方法を行うのが普通ですが2ヶ月以上改善なく生活に支障出れば手術を検討します。ただし、腰と違って首には脊髄本幹がある為、この圧迫症状が出現してきたら早急な圧迫解除を必要とします。手術のタイミングを逃がすと重大な後遺症を残す事があります。

最近では日本でも人工椎間板置換術が可能となり、当院では2024年3月末までに121例の手術経験値がございました。これにより手術部位の上下椎間板の負担が軽減して、頚椎全体の寿命が延びると思われます。まず検討されても良い方法でしょう。ただし、術者に資格が必要です。

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頚椎神経根症

脳からつながる脊髄は首を通る時に枝を出していきます。この枝が神経根と言われその神経根が通るトンネルを椎間孔と呼びます。つまり椎間孔が狭くなると神経根症を引き起こす訳です。したがって神経根症に対する手術は椎間孔を拡大する事です。

それを目的とした手術方法がいくつかあり、それぞれ一長一短あります。本幹ではなく枝のトラブルなので、まずは手術以外の治療を行いますが3ヶ月治療しても改善なく生活、仕事に支障あれば手術を検討します。

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